絹を未来へ! 株式会社マルシバ

  • 織物を見つめ続け二百七十年余
  • 本物を識る皆さまにお召しいただきたい
  • マルシバの逸品

白生地

白生地にはその用途によって色々な種類があり産地もそれぞれに違います。紋織りの丹後(京都府)、一越ちりめんなどの長浜(滋賀県)、羽二重や夏の駒絽を織る五泉(新潟県)胴裏などの福井県、縮みで有名な小千谷(新潟県)、紬で知られる米沢(山形県)、結城(茨城県)でも白生地は織られています。マルシバは各産地の機屋さん達と直接つながりを持って、もの作りを進めています。

□名物裂

名物裂は貿易品として鎌倉時代から江戸時代中期に舶載されたもので、数多くの種類があり中国や南方諸国、西欧を含めた外国製品がほとんどです。着物の文様として昔から使われることが多く、品格を持った文様として好まれています。マルシバでは、その中から30柄を選び1反からの別織を承っております。

□白百合縮緬

白百合縮緬はマルシバの前身である丸太柴田商店時代からの商品で、色無地用の紋意匠縮緬の代表格ともいえる白生地です。白百合のマークと共に今もご愛顧を頂いております。

□純国産絹

マルシバは白生地問屋として生糸の研究を続け、繭(養蚕)との関りも多く持ってきました。蚕種の研究者の協力を得て、新しい品種に取り組み、養蚕地を選び、用途にあった繰糸を考え、撚糸・製織へと進んでいます。現在、純国産絹は稀少なものとなっていますが、高いクオリティを持って継続してゆくことを目指しています。

▶ 純国産絹マークについて

純国産絹マークは、国産の繭から繰糸した生糸等を用いて国内で製織、染織、加工及び縫製された純国産絹製品であることを一般の消費者が容易に識別できるようにするためのマークです。

東京染

□東京染

マルシバは白生地の販売を通じて、東京の染色業者とのお付き合いを重ねて来ました。東京の友禅は、やはり東京の色合いを持っていて、京都や加賀の色とは違っています。ここで紹介します「大松」も代表的な東京友禅の老舗で、独自の色合いと柄付の逸品を制作しています。

染織楽房

□染織楽房

もう少し気軽にきものをお召し頂きたい、という想いを持って小紋と帯のコーディネート提案から始めたブランドです。色数の少ない付下に南欧文様の織帯、無地感覚の小紋に更紗文様の名古屋帯、大柄を感じさせない色使いの小紋に小千谷紬の染帯。さりげないお洒落をお召し頂ければ幸いです。